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プティ リュタン ブログ

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ひとり言料理

シェフのスープが好き、である。私がリュタンで働き始めてから半年以上が経ち、いくつかのシェフのスープを食べてきたけれども、どれも一品完結。もし自分が客として食べていたとして、スープ自体に何か物足りなさを感じ、他の料理を注文したくなる、ということは決してないだろうと思う。
そういった旨をシェフに話すと、『別に何か特別なことをしてるわけじゃないよ。』と言う。
確かに『特別』でない部分はもちろんあって、今お勧めしている「栗のクリームスープ」は、どこそこの、超高級なんとか栗、ではない。その意味で『特別』ではない。でも~、それ以外にスペシャルな何かがあるんじゃないか?としげしげ考えてしまう美味しさがある。
『スープ』という料理は、何かの浮きみを浮かべたり、具材を添えなければ、スープそのものの、それだけの味の料理である。付け合わせがあったり、ソースが引いてある一皿で、皿の中のそれぞれを融合した総合点で評価される料理とは、食べ方、味わい方において、真逆にあるものだと思う。いうなれば、たった身ひとつで戦うようなものであるスープが(大げさですか?)勝利している、という感じである。そう、何が言いたいかって、だから、シェフのスープは美味しいんです。と言いたかっただけで、、、だから、、、みなさま。お勧めなのですヨ。

なぜ急にスープの話かというと、、、昨日料理王国を読んでいて、今月の特集はパティスリーなのですが、後ろにスープの特集があり、、、だから、スープ。  なんです。












パワーのある声なので、元気がでる感じ。じゃあ、元気がでる料理ってなんだろ?
今日の流れだと、大量の肉と野菜の旨みだけを濃縮したコンソメスープ、でしょうか。023.gif
コンソメスープの歴史は意外に浅く、19世紀に入ってから、だそうです。料理王国によると。
by fukky8211 | 2010-11-11 23:43