昨日のランチ営業に、二人連れの若い女の子がきてくれました。その二人は、料理を決める際も『ん~~どーしよ~~悩むぅ~!』とほんとに可愛らしい感じで、その場がほんわかするような女の子たちでした。
その二人に料理をお出しして、すこし後。『こんなおいしさ、味わったことなーい!』という声が。見るともなく目を向けると、びっくりしたような、嬉しそうな笑顔で食べてくれている。そう、シェフのスープは美味しいんです。

かわいいなぁと思うと同時に懐かしい気持ちにもなる。
『今まで味わったことのない美味しさ』に、これまでいくつか出会ってきた。例えば~、船橋さんが作ったオマール ブルーのローストとか~、ブレスの鶏や、銀の鴨のロースト。これ以上ないです、というくらいフレッシュな蝦夷小鹿のロースとか、八幡浜のぐじ。ジロルなどのキノコのフリカッセや、上質なトリュフがたっぷり入ったブールブラン。あれ、上げていくとまだまだ出てくる。。そんなこんな、私にとってはめちゃくちゃ美味しい!と思うものも、初めて食べたときのような感動をもって食べれることはもうないのである。当たり前だけど。
昨日の女の子達も、私がこの年になるまで出会ってきた『味わったことのない美味しさ』のようなものを、同じ様にひとつづつ知っていくのかな、なんて思ったりした、昼下がり。
昨日はほんわかしたランチ営業、でした。

まだお席がございます。
当日ふらりも、もちろんO.K.です。

みなさま、きてね。