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プティ リュタン ブログ

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今日のお勧めは、魚です。

今朝のシェフは、魚と共に出勤です。003.gif
袋から出てるこのシッポは、なんの魚だろう?と取り出してみると、、、
今日のお勧めは、魚です。_e0210422_14533980.jpg

平目!とサワラ!でした。それと、エイヒレ。001.gif

あ、これ位の大きさですと、サゴシ?なのでしょうか。
曇りのない銀色。ハリのある肌。美味しそうです。
ポアレして、トマトバジルソースの仕上げとなります。011.gif

そして平目は、活きの良さを楽しんでいただく一皿、カルパッチョになります。

それから、エイヒレ。
こちらはムニエルで、焦がしバターのソースと、メートルドテルバターを添える仕上がりなんて
いかがでしょうか。016.gif

、、、それって『舌平目のムニエル、焦しバターソース』が頭にうかぶ。。。
今どきどこの店に行ったら、美味しいこの料理を食べれるのだろうか。
たとえメニューにあったとしても、美味しいかどうか、となると
ますます食べれない料理じゃないかと思ってしまう。

この料理を作り始めると、作っている料理人は、それをやりながら何か他の作業ができなくなる。
というのも、、、
ムニエルは、ああ見えて火入れに繊細さが求められるので
皮目焼いて~オーブンにフライパンごと放り込む、のとは訳が違うし
『焦しバター』といっても、焦してはいけない訳で
つきっきりで、じゃんじゃんバターを足しながら作っていく料理である。
ということは、、、
厨房に何人もスタッフがいる店ではじめて、この料理ができる訳だし
びっくりする位バターをつかうこの料理は、原価が高くつくので
おのずと高級店でしか出せない料理となる。。。

あまりにもクラシックなベタさ、から
『古くさーい』と思われる方もたくさんいらっしゃるかもしれないけれど
別の角度からこの料理を見た時
『古い昔から現代まで残ってきた料理』として
残ってこれただけの価値、すなわち普遍的な美味しさ、があると思うのです。


リュタンは今、料理を作るのはシェフひとり。(鈴木君は、まだまだサポート役です。)
でも、この料理をリュタンで。023.gif
結局忙しかったら出来ない料理だけれども、でも、誰かに食べてほしいな。012.gif








古いベタさつながりで。古くたって~いいものはいいのだ~

こんなこと誰かに言われたらすごい。
by fukky8211 | 2010-11-21 17:18 | 食材