先日、地元米子の大雪の中
雪かきしながら、いろんなことを考える。
雪かき、という単純作業の中では
屋根からの雪づりに気をつける、とか、滑らないように足元に気をつける、以外は
かいた雪をここに集める、くらいしか特に考えることがないので
考え事をするには、なかなかにもってこいである。
何を考えなければいけないか。
それは、リュタンに来てくださるみなさまに、より楽しんでもらうためには。である。
そのために私ができること。
良いサーヴィス、はもちろんのこと、やはり
良いワインなど、美味しいお酒を提供して楽しんでもらうこと、だろう。
良いワイン。美味しいワイン。
たくさんある!
でも、じゃあリュタンで10万円です。では、ほとんど意味がない。
そんなワインを注文できる人なんて、ほとんどいない、から。
そうじゃない。
そんなバカみたいには高くなくて、それでも十分楽しめるもの。
でも、グラス売りだと¥1500-位になってしまう、と~~~
コース料理を¥4000-でお勧めさせていただいているリュタンとしては
これも、なかなかに難しい。。
一杯だけ売れた。では、ご理解いただけると思うが、だめなんである。。
雪にまみれながら、ふと、
雪山に遭難者を探しにいく、セントバーナードが頭に浮かぶ。
首もとに携えているのは、オードヴィーである。
凍える遭難者を、体の芯から温める、まさしく『命の水』である。
あぁ。そうだ。
ワイン以外にも、素晴らしいお酒はある。
上質なものを、長い間、グラスで楽しめるお酒。
マールやコニャック,、アルマニャック。
カルヴァドスやグランマニエ。
そうそう。ヴィンテージポルトだって素敵だし
ちょっとイレギュラー的な?、ラタフィアやポモー デ ノルマンディもいい。
そんなことを、今さらながらに思った冬休みだったので
買いました
。
まずはマール。
シャサーニュモンラッシェに本拠をおく、ローランピヨさんが手がけるマール。
95年もので、12年樽熟成させて瓶詰めされたもの。
うっとりとする、上品で香しい香りです
。
ドライな切り口で、パワーで押す、みたいな
近距離パワー型のマールとは、違うイメージ。
フランスの、どわーと広がる実り豊かな畑。ついでに雲が近い
。
そんな豊かなイメージが頭に浮かぶ、ふくよかさ、なんである。
実に素晴らしいお酒です。
そうそう。雪山には、オードヴィと、ショコラですよね。
そうそう。ノリエットの素敵なショコラと一緒だともっと楽しめるかも?
このマールに合いそうなものを、数種、リュタンでも準備しておきます。
雪山だと、命をつなぐためのものですが
リュタンでは、豊かな時間のための、ブランデーとショコラ。
楽しんでもらうには、今、良い季節ですよね
。
みんな青森出身だからか、私にとっては雪のイメージの曲なんである。
このころは、ヴィジュアル系全盛期であったけれども
こことか、中村一義とかサニーデイ、あとミッシェルなんかも売れていて
面白い時代であったと思う。