先月の初旬。これから毎日、年始までバリバリ仕事しMAX!その前の、最後のお休みの日。
休まなくたって、きっちり頑張れる。そんな風に思わせてくれるような、美味しいものを
今年最後に食べたい!うずうず。。じゃあ、どうしよ?
『こんどの最後の休み、何食べよう~~美味しいもの食べたーい
』が、シェフと、私の間で頻繁にいきかっていて
、それぞれに、あーだのこーだの言っていたけれど、季節的に『忘年会ってことで、一緒に行きますか?』とシェフとご飯を食べに行ったのでした。
美味しい料理、を、美味しいワイン、と楽しみたかったので和食や中華ではなくて、フランス料理にしようか、とまずジャンルはそれに決定
。一番行ってみたかったお店は、2月いっぱいまで満席です。。。とサラリと断られ
、なので、一時期は予約の取れなかった有名店で、今は落ち着いているところを予約したのでした。
2人以上でレストランに行く良さって、楽しいのはもちろん置いといて、飲みたいワインを頼めるからです!一人だと、一本飲めないから。
そのレストランは、ブルゴーニュのラインナップがあの規模の店としては充実していて、心踊らされる
。
『このワインが~~~~で、こっちのワインは~~~~で美味しそうだし~
このワインがこの値段なんてすごい安い!え~~~!
伊藤さん、これとこれとこれとこれだと、どれにしますか?』
みたいな
、そんなこんなが楽しいわけで、結局選んだのは、'85のBeaune だったのでした。
'85 のブルゴーニュの赤は良い評価だし、現に今まで飲んできたものも良い印象があったし、ご飯たべるときは、ボーヌっていいなぁと思っていたし、なにより熟成したワインが飲みたかったから選んだのだけれども、すごく評判の造り手、ではないこと、普通のAC ボーヌであったことなどは、心の片隅にもちろんあって、けっこうすぐ味が落ちちゃったりするかな~、と思いながら、ブルゴーニュの落ち着いたニュアンスをのんびり楽しみたくて、やっぱりこれにしたわけです。
そこで、テーブルに出てきたグラスがブルゴーニュ型の大ぶりのグラス。
香りを楽しむには素晴らしかった。でも、小ぶりなグラスでも、けっこう味変わるの早そう、というワインであったので、抜栓してから2時間、グラスの中のワインは水みたな雰囲気でありました。
一級畑などではないから、厚みがある、わけではないのは分かっているし、酸化による味の変化が速いのも想像できたけれども、やっぱりグラスって大切だなぁ、としみじみ感じた夜であった。グラスに一杯目に注がれたワインは素晴らしい。香りも味も存分に楽しめる。でもこのワイン一本を2人でゆっくり楽しむ、には、ひとそれぞれもちろん考え方は変わるだろうけれども、小ぶりなグラスの方がより楽しめたのかもしれない、と私は思った。2時間の間、『香り100点&味平均40~50点』と『香り70点&味平均70点』のどちらを選ぶか、ということ。私はこのワインの場合、後者を選ぶけれども、お店の、このワインをサーヴィスしてくれた彼は、前者を選んだのだろう。ワインのサーヴィス。どういったワインを揃えるか、それぞれのお客様にどう勧めるのか、なんてことを横に置いて、ただ、栓を抜いてグラスに注ぐ、だけとっても、サーヴィスマンによって様々で、だからレストランって楽しいなって思う
。
だから今月。新年会ってことで
、北島さんのお店に行くことになりました
。グランシェフの腕が存分に発揮された料理を楽しめたら
、最高に幸せだな~