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プティ リュタン ブログ

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ひとり言 ~それぞれのvolontaire

少し前のこと。
e0210422_21164687.jpgとある日、ノリエットの厨房で普段見ない生地が。
この手作り感まんさいの、可愛らしいふぞろいなものは
どう見てもドーナツに見える。。
フランス菓子屋と謳うノリエットに、ドーナツ?005.gif

隣で永井シェフが、じゅわ~と揚げものをしている佇まい。
これはもう誰が見たってドーナツだけど026.gif、とりあえず聞いてみる。
『シェフ、これは、、、ドーナツ。。?ですよね?』
『うん。今度の炊き出しは、ドーナツ揚げようと思って!』
e0210422_21255556.jpge0210422_21261488.jpg

先月永井シェフは、仕事の休みの日に、被災地へ炊き出しに行っていて
その時はポトフを作っていたのでした。
そして次に行く時は、ドーナツがよいのではないだろうかと
試作をしていたところだったのです。

被災地で配給される食事は、温かいものが少ないだろうから、との思いがあったのではないかと思います。
e0210422_21455546.jpgでも結局今回は、カスレ(白いんげん豆の煮込み)とアイスクリームを仕込んで
17日の夜、ノリエットの若い子と、知り合いの菓子屋を営む方と出かけていったのでした。

普段、ノリエットとリュタンとで離れていても
永井シェフの多忙さは分かっているので、その合間を縫って
被災者との間を取り持つ、というのでしょうか、NPOの方と連絡をとったり
食材を準備して、仕込んだりと走り回るのは
今、自分に出来ることをしよう!との思いからだと思います。





永井シェフの活動を横で見ていて
ボランティア、にまつわる昔聞いた話を思い出した。

ボランティア、と一言で言っても、人それぞれ、色んな考えがある。

知り合いに聞いた話である。
その知り合いの友達であったフランス人だったかベルギー人だったかのお金持ちの女の子が
ボランティアに行くのに、飛行機のファーストクラスに乗って行くというので
その知り合いは、こう尋ねた。
『ファーストクラスで行くんじゃなくて、エコノミーで行って、
 その分のお金を、ヴォランティアに使えばいいんじゃないの?』
すると彼女は、
『お前は volontaire の意味を分かっているのか?』と。

随分前に聞いた話なので、正確な言葉のニュアンスは忘れてしまったのだが
彼女は、『困っている人のため』に活動するのではなく
『自分のために』活動するのだ、と言っていたと思う。
それは、助けを必要とする人に、求められる喜びを得られるから、だったのかもしれないし
感謝されることに対する満足感、だったのかもしれない。
確かに、ボランティア活動がそれに参加する個人の自己実現の場として機能する
自己実現性を持っていることは知られている。

喜んで!の意味の avec plaisir と同じような意味を volontiers が持っていることを思うと
その彼女にとっての『ヴォランティア活動』とは
『(自分の)喜び活動』ということを言っていたのかな、と今
その時の話を思い出しながら思う。


人それぞれ、色んな思いがある。
それは、人がそれぞれだから、当たり前だ。
どんな思いが存在しようと、結果的に
求める人がいて、それに応えられるということは、素晴らしいことだと思う。


今日の深夜、社長は東京に戻ってくる。
でも、朝にはきっと厨房で、みんなと一緒にバリバリ仕事してるんだと思う。
そんなところも、うちの社長のすごいとこ!003.gif















届ける Get a life

さあ、明日もひとつに
なるために みんなが心の手をつないで
一緒に明日を生きていこうよ
by fukky8211 | 2011-05-19 20:08 | その他