今年の3月ころ。
みなさまにお勧めしておりました、自家製生ハムですが
『もう半年くらい熟成させてみよう。もっと味が凝縮して美味しくなるよ~』と永井が言うので
残り2本は、ノリエットの豚用セラーですやすや寝ておりました。
が。
毎日、その豚を見るたび、きっと永井は
『どんな味になってるだろ~か?』とか
『この、けもけものカビ、すごいな~、良い生ハムの証拠だ~』とか思っているうちに
洗って、乾かして、切って、味をみたくなったのでしょう

。
リュタンの、ハモン セラーノ(スペイン産生ハム)がまだまだあるうちから
『次の生ハムは、オレのいくから!』とか

『今リュタンの生ハムどれくらいになった?』とか

『もうそろそろ、うちの生ハム洗わなきゃなんねーな』とか

まぁ、もう切ってみたくてしょうがなくてですね。。
ようやく、ハモンセラーノが終わって
今日から自家製生ハム登場となったわけです!

え、前書きが長いって?
夜の営業前。
ばたん!と扉が開いたと思ったら、永井が
『生ハムセットしなきゃなんねーだろ~』と登場。
えぇ。
おととし仕込み始めてから、塩水に漬けたり、洗ったり、塩をすりこんだり、ラード塗ったり。
夏の暑い時期は、長野の知り合いの別荘に吊るしにいったり。
休みの日にも、店にでてきて世話する様は、まぁ、かいがいしかったわけで。
そんなこんなでようやく出来上がった、まさに手塩にかけた豚を
自分でハモネロにセットして、入刀したかったわけです

。たぶん
この美しい断面。。
ねっとりとした脂。しかもこの脂の香りの良いこと!
塩もしっかりと効いていて、だけど、その塩けに負けない旨みがあるので、バランスが良い。
久しぶりに、この自家製生ハム食べたけれど、やっぱり美味しくて、ほんと上手にできてると思う。
生ハムが好きな方はもちろん、普段はあまり注文しない、という方にも是非食べて頂きたい品です。
これはもう、爽やかなスパークリングでしょう!

グラス片手に、しばらく楽しめます

。
みなさま、きてね

。