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プティ リュタン ブログ

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今伝えたいこと。

みなさま、本当に、お久しぶりの住田です。
一カ月半もブログを書いていないと、みなさまに伝えたいことはたくさん!
書きたいことはいくつもあるにもかかわらず
ただ、9月も変わらず忙しくさせていただき、今までなら休みの日に書いていたけれども
元気だけが取り柄のワタクシが、ヘンテコリンな神経痛の治療のため
毎週神経ブロックなんかをしていたため、その後数時間は、ぐったり。。
休みの日に書けなくて、今日に至ってしまったわけであります。。

でも、もう大丈夫!012.gif
あいかわらず少しづつですが、また書いていきたいと思います。

今、伝えたいことはこの2つ。
まずは、今年も開催されたジャパンケーキショーについて書きたいと思います。
ジャパンケーキショーとは、東京都洋菓子協会が主催する、製菓業界の作品展のことで
今年はノリエットから、4人が出品しました。
毎年10月にあるのですが、今年は10月1日からの3日間、開催されました。

出品日前の最後の休みの日に、作品にとりかかっている様子。
そして、出品日前夜から、徹夜で仕上げた様子など。
たくさんの写真を撮ったので、それもただ今画像処理中。
近いうちにその記事を書こうと思っています。

出品日前日。リュタンの仕事を終え、夜中の1時位だったけど
たぶんまだみんなやってるんだろうなぁ~と、差し入れ片手にノリエットに行ったら
まだまだ製作途中で。
昔、TVチャンピオンというテレビ番組があって、いろんな職人が技を競い合う番組で
何もないところから、すごいものが出来上がっていく様を、わくわくして見ていたが
あの晩は、菓子職人のTVチャンピオンを見てるみたいで、非常に興味深く、
ちょっと差し入れして帰るつもりが、作品が出来上がる朝まで結局いた、みたいな一日だった。

ノリエットは今、人が足りない状況で、いつもすごく忙しいので
今年は誰も、出品しないのかと思っていた。
そんな中で、本当に頑張ったと思う。みんな、お疲れ様。
たくさんの写真と共に、アップしたいと思います。


そして2つめ。
9月に、突然辞めた一人の従業員が起した問題をめぐり
警察や弁護士を交えた結果、示談という結果になったこと。
12年、この業界で仕事をしているが、こんなことは初めて経験した。
『医師』という免許を持っているだけで、そんなことが許される日本。
法の穴をかいくぐった、用意周到な詐欺みたいなものだと私は思っている。
(この文章を読んで、今度は私を名誉棄損で訴えるかもしれないね。)
国会は空転。国の予算も決められないような今の日本の現状を見ていると
細やかな法改正などできるはずがない。
『加害者』となってしまった、今、ノリエットで頑張っている彼は
示談金なのか、罰金なのか、それプラス、弁護士費用が多額にかかった。
当の本人でない私でさえも、怒りをおぼえる。
『示談』ということで、もう彼は終わりにしたかったのだろう。
ゆえに、彼がこの件に関して語ることはできないが
周りで見ていた私は、許される範囲でこのことについて、書きたいと思う。

『被害者』として、多額の金を受け取ったYは、きっと実家で
モンスターぺアレンツに守られ暮らしているのだろう。
Yにあんな知恵はない。
すべて両親が考えて行動した結果だと思っている。
Yは、自分は『被害者』として、『勝った』、と思っていることだろう。
そして、のほほんと、自身のフェイスブックで
『どこか、いい就職先ないかな~』みたいなことを書いていた。(ツイッターだったかな)

Yがいうところの、『良い就職先』というのが、どういったことを指すか分からないが
東京の、個人がやっている有名パティスリーでは、ほぼ100%働けないだろう。
(ジャン=ポール・エヴァンとか、アンリ・シャルパンティエみたいなでっかい企業体は別。)
東京には、日本洋菓子協会連合会という、社団法人があって
定期的に、協会の組合員である多くのトップシェフ達が集まり、色んな話をする場がある。
こういうことで、苦情がきたりしたから、みなさんも気をつけて、だとか
様々な情報交換をする場でもある。
ノリエットの永井は、その日本洋菓子協会の副委員長である。
今回起きたこの件は、東京のトップパティスリーでは知らない店はなくなるだろう。
そしてこの件を知っていて、Yを雇いたがる人はいないだろう。

Yは、自身のフェイスブックかツイッターで
『あ~、また週90時間労働が始まる。。』みたいな内容を、仕事が休みの日に書いていた。
長い労働時間も不満だったのだろう。
それならば、大きな企業で、でっかい工場みたいなところが、Yのいうところの『良い就職先』になりえるかもしれない。
でも、この今の日本。様々な企業が赤字を抱え、そのためにリストラし
その結果、残った人間が少ない人員でやっていくため、過酷に働いているだろう。
Yが望む条件の就職先は、『菓子屋』というカテゴリーの中では、夢物語のように思える。

Yは、辻のフランス校を卒業して、ノリエットに就職した。
ノリエットを職場として選ぶ、ということは、多くの場合、
シェフ永井の技を覚え、将来、自分の店を持ちたい、という夢などがある人間がほとんどだろう。
なぜなら、だた菓子に携わっていたいだけなら、もっと楽で、給料がよい職場があるからだ。
でもYは、そうではなかったんだろう。
長い労働時間が嫌だ、なんて思う人間が、自分の店を持てるわけがない。
菓子屋は季節労働だ。夏は暇でも、12月ともなれば
朝の6時から夜の21、22時までなんて、ざらにあることである。
菓子屋は、見た目はメルヘンでも、仕事はそうじゃない。

楽な仕事をしたいのなら、フランス菓子はやめた方がよいと思う。

この件を公にすることは、『両刃の刃のようなものだ』と永井は言っていた。
こういうことがあったりするので、みなさんも気をつけて、と伝えられると同時に
なるほど~、こうやって金を取れる、と悪用する人間もいるからだ。

けれども、ノリエットとして、永井として、この件は公にする。
時系に沿って、詳細に永井が文章にしている最中である。
ホームページなり、ノリエットブログなり、永井のフェイスブックなりで公表する。
弁護士さんに、実名はNGと言われたので、Yということにする。

Yは、ノリエットの人間だけど、リュタンも手伝ってくれていた。
夏休みの前日。ノリエットのみんながリュタンで宴会をしているときに
Yはリュタンを手伝ってくれて、めんどくさい洗い物も
『どんどん持ってきてください!』と嫌な顔ひとつせずにやってくれたりするような、優しい男だった。
突然辞めた前の晩も、忙しいリュタンを手伝ってくれ、
仕事がひと段落した時に、ワインが好きで、ボーヌのワインのお祭りに行った話や
ヴァン ジョンヌを飲んでみたくて、ジュラ・サヴォア地方に行った話などしてた笑顔に
嘘などはなかったのだろう。

Yのすべてが悪だとか、すべてが嘘だとは、私は思っていない。
嘘の中にも真実はあったと信じている。

永井が文章を書き上げ次第、この件について、またアップしたいと思う。
by fukky8211 | 2012-10-18 03:06 | ノリエット情報