プティ リュタン ブログ

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2012 ジャパンケーキショー

昨日今日と、月に一度の連休を頂いている住田です001.gif

さて今日は、今年も開催されたジャパンケーキショーについて書きたいと思います016.gif

今年は10月1日から開催されましたので、作品の納品日は前日の9月30日の日曜日。
納品日前の、最後の休みの日は、もちろん出品する4人のスタッフはみんなノリエットで作業していました。

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グラン ガトー部門に出品する寺山さん。
部門ごとの細やかな規定は、私にはわかりませんが
ある程度の大きさのガトーで、見た目と味で競う部門と思われます。

グラン ガトー部門は、年ごとにプティ ガトー部門と交互になるのですが
寺山さんは、去年のプティ ガトー部門で銅賞を受賞しています。

e0210422_16575627.jpge0210422_16581264.jpg この日は9月26日なので試作段階で、出品するガトーはその後作ったものになります。この時のものを試食させてもらったのですが、味は、オランジュ、プラリネノワゼット、ショコラがメインで、めちゃ王道での、あえての挑戦と思われます。




そして岡本君。今年が初挑戦!であります。
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岡本君は、ピエス・アーティスティック部門での出品。飴細工です。
26日の段階で土台は出来ていて、それに組み合わせていく飾りとなるパーツを作っているところです。
e0210422_1973759.jpg飴を伸ばして、花びらを一枚づつ作り、重ねあわせてこのようなお花になります。根気と繊細さを要求される作業です。横でうろちょろ邪魔してごめんなさい026.gif

同じく、ピエス・アーティスティック部門で出品する西嶋君は、私がノリエットに行ったとき、
ちょうど外に出てたので、この日の写真はありません。




そして去年と同じく、チョコレート工芸菓子部門での大作を出品する、大山すずちゃん。
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e0210422_1922473.jpge0210422_19222169.jpg今年のテーマは、エジプト、ツタンカーメンであります。旬なテーマですね001.gif。大阪に始まり、今なお人気のため、会期延長されているツタンカーメン展、行ってみたいと思っていたところでした。もちろん彼女は、見学済み。

この日を終えた時点で、納品日まであと3日。
毎日の仕事を終えた後、毎晩続きをしていたんだと思います。




そして、納品日前夜。
リュタンの仕事を終え、ワタクシが差し入れ片手にノリエットに行ったのが夜中の1時すぎ。

ですが、、、。

グラン・ガトー部門で出品する寺山さんは、本体となるガトーを仕上げて、この日は帰宅済みで、
明朝、最後の仕上げをして納品、とのことでしたが、
飴細工の西嶋君と岡本君。チョコレート工芸のすずちゃんは
まだまだこれからが山場といった雰囲気!026.gif




e0210422_19401660.jpgワタクシがノリエットに到着したこの時。
1:11。
すずちゃんの作品の重要パーツであるツタンカーメン像は出来ていましたが、まだ、土台まわりの飾り付けはこれから。

ピエス・アーティスティック部門に出品する西嶋くんは、この時点で、作品を入れるケースの準備中。
これから飴細工を組み立てる様子。

岡本君は、飴の土台に、作ったパーツを組み立て中。

3人が作っている場所を、i-phone 片手にうろちょろしながら、徐々に作品が出来ていく様は、面白くて、ついつい長居してしまう。
(面白いというと失礼なのかもしれないが、菓子の専門学校に1年や2年いたところで、飴細工やチョコレート細工までは行き着かないのである。その前に、基本の菓子作りだけでもいっぱいいっぱいで、そういった専門的なことは、普通の授業の後に、オプションの別料金で、勉強できるクラスがある位であった。私が辻に行ってた14年前は。)


e0210422_20193883.jpg1:28。岡本君。
パーツを土台にくっつけているところ。
いくつかあるパーツを、全体のバランスを見ながら慎重にくっくける。
土台とパーツの接着面をしっかり熔かして、頑丈にくっつければ
会場まで運ぶ際安心だが、美しくはない。
その兼ね合いが微妙なのだろう。

彼は、7~8割方出来上がっていた時点で、シェフ永井から
『センスがねーな』の一言をくらい、、
くらい、もとい!頂戴し、大幅にやり直す。。。
岡本君、みんなと一緒に頑張ろう!026.gif






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e0210422_20481044.jpgすずちゃんが、土台にガトーを設置し始めて、西嶋くんが、パーツを作りながら飴細工を組み立てはじめたのが2:30ころ。
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土台が出来た西嶋君は、ここからは準備してあったパーツを組み立て始める。


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手の込んだ細やかな細工のお花。今ここでもし壊れたら、作り直してる時間はない。慎重に慎重を重ねる。



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すずちゃんが、三カ月みたいな形の、不安定にも見えるところにガトーを設置し終え(見てるこっちはドキドキする。。)、西嶋くんが最後の仕上げをしているこのころが4:00前。

そろそろ先がみえてきた感じである。





まず最初に仕上がったのが岡本君。
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『初めて(出品)にしては、まぁ、できたんじゃねーの』 とは、西嶋談023.gif
この写真ではうまく撮れていないのだけど、女の子の首飾りの可愛らしかった。
手が付いているのは、職人の象徴である『手』に思い入れがあって
それを入れたかったと、話してくれたように記憶している。

このときすでに4:00はとっくに過ぎていて、ワタクシの記憶も曖昧であることはお許し頂きたい003.gif



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こちらは、西嶋君の作品。このとき4:30前。
この写真を撮ってしばらくしてからは、
背景がまっさらなところに移動させて撮ればよかった~008.gifと後悔したものだが
今となっては、窯があることが菓子屋らしくて、それもまた味わいがあるように思っている。
この繊細な花を作るのに、どれだけの労力と時間がかかったことだろう。
これが飴であることを忘れさせる、写実性も豊かである。
去年より、腕を数段上げたのは一目瞭然で、きっと、仕事の後に、練習していたのだろう。
繊細で可憐な花を支える蔦は、カラフルな宝石のように輝いている。
写実的なクールな美しさと、ポップな可愛さが絡み合った、ステキな作品だと私は思った。



そして同じころ、すずちゃんの大作も出来上がった。
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ツタンカーメンの頭の部分や、胸元は、きっちりサイズを合わせなければ隙間ができて組み立てれない。
寸分違わぬ作業が求められたことだろう。
土台のピラミッドもしかりである。
砂漠のオアシスのイメージなのか、パイナップルやパパイヤなどのフルーツもとってもステキだし、
蓮の花の美しさもまたしかりで、もっとアップな写真を撮っておけばよかったと後悔している。。
チョコレート工芸菓子部門は、茶色一辺倒な作品もいっぱいあるけれど
ゴールドやブルーを多用した今回のこの作品は、会場で多くの人の足を止めていた。
今回、賞を取ることはできなかったけれども
技術ではない何かでも、人に訴えることができるという証拠だと思う。






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今回の、ジャパンケーキショーに向けて、みんなが作業してるところを撮った写真は
数えてみると、全部で68枚だったが、その中でこの写真が、私は一番好きである。
ケースに入れ終え、完全に仕上がった作品と作者のすずちゃんである。
このとき4:41。
徹夜で走り続けた疲労感と、納品に間に合ったという安堵感。
そして、出来上がった達成感からのちょっぴり幸せな雰囲気。
色んな気持ちが伝わってくる、素敵な表情だと思っている。

結果は後からついてくるもので
その過程にこそ、たくさんの大切なことがあるんだと思わせる貴重な一晩であった。
みんな、ほんとにお疲れ様でした。
真剣に作業してる横でうろちょろと邪魔だったと思うけれど
だたのノリエットファンとして、記録しておきたかった。
どうもありがとう012.gif




















祈りを捧げて 新しい日を待つ
鮮やかに光る海 その果てまで
by fukky8211 | 2012-10-25 23:26 | ノリエット情報

今伝えたいこと。

みなさま、本当に、お久しぶりの住田です。
一カ月半もブログを書いていないと、みなさまに伝えたいことはたくさん!
書きたいことはいくつもあるにもかかわらず
ただ、9月も変わらず忙しくさせていただき、今までなら休みの日に書いていたけれども
元気だけが取り柄のワタクシが、ヘンテコリンな神経痛の治療のため
毎週神経ブロックなんかをしていたため、その後数時間は、ぐったり。。
休みの日に書けなくて、今日に至ってしまったわけであります。。

でも、もう大丈夫!012.gif
あいかわらず少しづつですが、また書いていきたいと思います。

今、伝えたいことはこの2つ。
まずは、今年も開催されたジャパンケーキショーについて書きたいと思います。
ジャパンケーキショーとは、東京都洋菓子協会が主催する、製菓業界の作品展のことで
今年はノリエットから、4人が出品しました。
毎年10月にあるのですが、今年は10月1日からの3日間、開催されました。

出品日前の最後の休みの日に、作品にとりかかっている様子。
そして、出品日前夜から、徹夜で仕上げた様子など。
たくさんの写真を撮ったので、それもただ今画像処理中。
近いうちにその記事を書こうと思っています。

出品日前日。リュタンの仕事を終え、夜中の1時位だったけど
たぶんまだみんなやってるんだろうなぁ~と、差し入れ片手にノリエットに行ったら
まだまだ製作途中で。
昔、TVチャンピオンというテレビ番組があって、いろんな職人が技を競い合う番組で
何もないところから、すごいものが出来上がっていく様を、わくわくして見ていたが
あの晩は、菓子職人のTVチャンピオンを見てるみたいで、非常に興味深く、
ちょっと差し入れして帰るつもりが、作品が出来上がる朝まで結局いた、みたいな一日だった。

ノリエットは今、人が足りない状況で、いつもすごく忙しいので
今年は誰も、出品しないのかと思っていた。
そんな中で、本当に頑張ったと思う。みんな、お疲れ様。
たくさんの写真と共に、アップしたいと思います。


そして2つめ。
9月に、突然辞めた一人の従業員が起した問題をめぐり
警察や弁護士を交えた結果、示談という結果になったこと。
12年、この業界で仕事をしているが、こんなことは初めて経験した。
『医師』という免許を持っているだけで、そんなことが許される日本。
法の穴をかいくぐった、用意周到な詐欺みたいなものだと私は思っている。
(この文章を読んで、今度は私を名誉棄損で訴えるかもしれないね。)
国会は空転。国の予算も決められないような今の日本の現状を見ていると
細やかな法改正などできるはずがない。
『加害者』となってしまった、今、ノリエットで頑張っている彼は
示談金なのか、罰金なのか、それプラス、弁護士費用が多額にかかった。
当の本人でない私でさえも、怒りをおぼえる。
『示談』ということで、もう彼は終わりにしたかったのだろう。
ゆえに、彼がこの件に関して語ることはできないが
周りで見ていた私は、許される範囲でこのことについて、書きたいと思う。

『被害者』として、多額の金を受け取ったYは、きっと実家で
モンスターぺアレンツに守られ暮らしているのだろう。
Yにあんな知恵はない。
すべて両親が考えて行動した結果だと思っている。
Yは、自分は『被害者』として、『勝った』、と思っていることだろう。
そして、のほほんと、自身のフェイスブックで
『どこか、いい就職先ないかな~』みたいなことを書いていた。(ツイッターだったかな)

Yがいうところの、『良い就職先』というのが、どういったことを指すか分からないが
東京の、個人がやっている有名パティスリーでは、ほぼ100%働けないだろう。
(ジャン=ポール・エヴァンとか、アンリ・シャルパンティエみたいなでっかい企業体は別。)
東京には、日本洋菓子協会連合会という、社団法人があって
定期的に、協会の組合員である多くのトップシェフ達が集まり、色んな話をする場がある。
こういうことで、苦情がきたりしたから、みなさんも気をつけて、だとか
様々な情報交換をする場でもある。
ノリエットの永井は、その日本洋菓子協会の副委員長である。
今回起きたこの件は、東京のトップパティスリーでは知らない店はなくなるだろう。
そしてこの件を知っていて、Yを雇いたがる人はいないだろう。

Yは、自身のフェイスブックかツイッターで
『あ~、また週90時間労働が始まる。。』みたいな内容を、仕事が休みの日に書いていた。
長い労働時間も不満だったのだろう。
それならば、大きな企業で、でっかい工場みたいなところが、Yのいうところの『良い就職先』になりえるかもしれない。
でも、この今の日本。様々な企業が赤字を抱え、そのためにリストラし
その結果、残った人間が少ない人員でやっていくため、過酷に働いているだろう。
Yが望む条件の就職先は、『菓子屋』というカテゴリーの中では、夢物語のように思える。

Yは、辻のフランス校を卒業して、ノリエットに就職した。
ノリエットを職場として選ぶ、ということは、多くの場合、
シェフ永井の技を覚え、将来、自分の店を持ちたい、という夢などがある人間がほとんどだろう。
なぜなら、だた菓子に携わっていたいだけなら、もっと楽で、給料がよい職場があるからだ。
でもYは、そうではなかったんだろう。
長い労働時間が嫌だ、なんて思う人間が、自分の店を持てるわけがない。
菓子屋は季節労働だ。夏は暇でも、12月ともなれば
朝の6時から夜の21、22時までなんて、ざらにあることである。
菓子屋は、見た目はメルヘンでも、仕事はそうじゃない。

楽な仕事をしたいのなら、フランス菓子はやめた方がよいと思う。

この件を公にすることは、『両刃の刃のようなものだ』と永井は言っていた。
こういうことがあったりするので、みなさんも気をつけて、と伝えられると同時に
なるほど~、こうやって金を取れる、と悪用する人間もいるからだ。

けれども、ノリエットとして、永井として、この件は公にする。
時系に沿って、詳細に永井が文章にしている最中である。
ホームページなり、ノリエットブログなり、永井のフェイスブックなりで公表する。
弁護士さんに、実名はNGと言われたので、Yということにする。

Yは、ノリエットの人間だけど、リュタンも手伝ってくれていた。
夏休みの前日。ノリエットのみんながリュタンで宴会をしているときに
Yはリュタンを手伝ってくれて、めんどくさい洗い物も
『どんどん持ってきてください!』と嫌な顔ひとつせずにやってくれたりするような、優しい男だった。
突然辞めた前の晩も、忙しいリュタンを手伝ってくれ、
仕事がひと段落した時に、ワインが好きで、ボーヌのワインのお祭りに行った話や
ヴァン ジョンヌを飲んでみたくて、ジュラ・サヴォア地方に行った話などしてた笑顔に
嘘などはなかったのだろう。

Yのすべてが悪だとか、すべてが嘘だとは、私は思っていない。
嘘の中にも真実はあったと信じている。

永井が文章を書き上げ次第、この件について、またアップしたいと思う。
by fukky8211 | 2012-10-18 03:06 | ノリエット情報